ラ・ラ・ランド (LA LA LAND)、ヒットの秘訣とは?!
ラ・ラ・ランド (LA LA LAND)、ヒットの秘訣とは?!
(Photo: GAGA)
【目次】
①世間からの評価がすごい!
先のアカデミー賞でも6部門受賞と高評価を受け、
映画批評アプリFilmarksの初日満足度、見事1位を獲得しているラ・ラ・ランド。
皆さんご覧になりましたか?
予告編はこちら!
音楽を聴くだけでワクワクしてきますよね!
それもそのはず、アカデミー賞の主題歌賞、作曲賞を受賞しているんです。
劇場で映画を見た後、99%の人が検索するであろうサウンドトラックも人気です!
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こちらのジャケットもおしゃれですね!!
ところで、映画タイトルにもなっている「ラ・ラ・ランド (LA LA LAND) 」って何のことだか知っていますか?
実はこのラ・ラ・ランド (LA LA LAND) 、これは「夢の国」でもあるハリウッドの別称なんです。
「観るもの全てが恋に落ちる、極上のミュージカル・エンターテイメント」
この キャッチコピーに表されている通り、きっとこの映画を見終わる頃には、この映画の持つ魅力に魅了されているはずです。
それでは、その魅力の秘訣について探っていきたいと思います!
①世間からの評価がすごい!
これは言わずもがな、アカデミー賞を始め、世界中で大絶賛を受けています。
その1. 第89回アカデミー賞
アカデミー賞(アカデミーしょう、Academy Awards)は、アメリカ映画の健全な発展を目的に、キャスト、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための映画賞。授与されるオスカー像から、単にオスカー(Oscars)とも呼ばれる。
アカデミー賞は授賞式前年の1年間にアメリカ国内の特定地域で公開された作品を対象に選考され、また映画産業全般に関連した業績に対して授与される。 (wikipedia)
《アカデミー賞 受賞歴》
主演女優賞:エマ=ストーン
主題歌賞:City of Stars
監督賞:デミアン=チャゼル
作曲賞:ジャスティン=ハーウィッツ
美術賞:デヴィッド=ワスコ、サンディ=レイノルズ=ワスコ
撮影賞:ライナス=サンドグレン
以上、6部門での入賞を果たしております。
なお、13部門で14ノミネートされるなど、アカデミー賞レース前より注目を集めていました。
ちなみにこの14ノミネートは、アカデミー賞では、『イヴの総て』(1950年)と『タイタニック』(1997年)に並ぶ、歴代最多タイの記録です。
《アカデミー賞 ノミネート》
作品賞:ラ・ラ・ランド
主演男優賞:ライアン=ゴズリング
編集賞:トム=クロス
歌曲賞:"Audition" (Justin Hurwitz, Pasek and Paul)
衣装デザイン賞:メアリー=ゾフレス
音響編集賞:ラ・ラ・ランド
録音賞:ラ・ラ・ランド
以上、実際に受賞した部門以外でノミネートされたもの一覧です。
その2. 第74回ゴールデングローブ賞
ゴールデングローブ賞(ゴールデングローブしょう、Golden Globe Awards)は、アメリカ合衆国における映画とテレビドラマに与えられる賞。ハリウッド外国人映画記者協会(Hollywood Foreign Press Association, HFPA)の会員の投票により選定される。毎年1月に発表され、アカデミー賞の前哨戦としての注目度も高い。 (wikipedia)
作品賞(ミュージカル・コメディ部門):ラ・ラ・ランド
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門):ライアン=ゴズリング
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門):エマ=ストーン
監督賞:デミアン=チャゼル
主題歌賞:”City of Stars" – ジャスティン=ハーウィッツ、Pasek and Paul
作曲賞:ジャスティン=ハーウィッツ
②監督・脚本を務めた天才監督デミアン=チャゼル
デミアン=チャゼル (Damien Chazelle)
近年稀に見る衝撃作、セッションで一躍世間に名を知られるようになったデミアン=チャゼル監督ですが、本作で史上最年少(32歳)となる監督賞を受賞しました。
デミアン=チャゼルはどんな人?
チャゼル監督は幼い頃から映画を作ることを夢見ていたといいます。
しかし高校の時にはミュージシャンになろうとし、ジャズドラムに打ち込みました。この際に厳格な音楽教師の指導を受けたことがセッションの制作に大いに役立ったといいます。
プロのミュージシャンを諦めたチャゼル監督は高校を卒業した後、ハーバード大学に進学します。
大学で知り合った女性と結婚したり、ハーバードでルームメイトだった人物がラ・ラ・ランドの音楽を担当するなど、彼にとって大学は様々な転機があった場所だと言えます。
セッションを始め、今作も主人公はジャズ・ミュージシャンという設定で、チャゼル監督とジャズの関係性は相当に深いものだということが伺えます。このことについては、監督自身がインタビューで次のように語っています。
“ジャズに関しては、10代の頃に学校でやらなければいけない必要性があって始めたものだったが、やっているうちにどんどん好きになっていった。そういう意味では、ジャズが僕の映画の中で取り上げられるのは、ある意味必然と言えるんだ。”
「ラ・ラ・ランド」と「セッション」の意外な関係
チャゼル監督が初めてメガホンを取ったのは大学時代。『Guy and Madeline on a Park Bench(原題)』というジャズ・ミュージカル作品だそうです。
インタビューによれば、“この映画は大学の卒業制作のような作品だったから、作り終えてからもまたジャズ・ミュージカルを作りたいとずっと考えていた。”ようです。
さらに、インタビューでは次のように続けています。
“ただ、あまり商業的な作品ではなかったから、スタジオもやりたがらなくて、当時は資金を得ることができなかったんだ。だから、予算的にも小規模な『セッション』を先に作ることにした。サンダンス映画祭での『セッション』のプレミア上映後、だんだんとお金が集まるようになってきたから、『セッション』の成功が今回の『ラ・ラ・ランド』に繋がっていることは間違いないね。”
つまり、セッションの成功がなければ今回のラ・ラ・ランドも誕生していなかったかもしれないんですね!
③衣装も含めた美しい映像
「ラ・ラ・ランド」では主人公のミア(エマ=ストーン)とセバスチャン(ライアン=ゴズリング)は、2人合わせてなんと計100回ほど着替えを行なったといい、衣装にも注目です。
「ラ・ラ・ランド」の衣装デザインはメアリー=ゾフレスさんという、アカデミー衣装デザイン賞にもノミネートされたことのある有名な映画衣装デザイナーさんで、映画の中に出てくる鮮やかな色のドレスたちはハリウッドの黄金時代へのオマージュでもあるそうです。
Photo: Dale Robinette/Summit Entertainment
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主人公のミア(エマ=ストーン)が着ているこのイエローのドレス、とっても可愛いですよね。
米ファッショニスタ誌によると、衣装デザイナーのゾフレスさんはこの映画の衣装のアイデアを考えるときに、エマ・ストーンが他の映画のプロモーションで着ていた、ヴェルサーチのカナリアイエローのドレスを見てインスピレーションが降りてきたそうです。
photo: CELEB☆TiMES
ミアの衣装で、作品のハイライトとなるタップダンスのシーンでの「黄色のドレス」は、2人のロマンスの初期段階を象徴するために"少女らしさ"を意識したセレクトに、また、バリスタブラウスやホルタードレスは、1940年代に活躍した銀幕スター イングリッド・バーグマンが着用したシルエットを参考にしているそう。
ゾフレスは
「最初は明るくて強烈な色の服を着せるの。そうすると少女らしさが出る。それから彼女が成長して仕事に入れ込むようになると服の色の彩度を落として、一人前の女性になるシーンでは、文字通り白と黒の服になる。そして5年後には、同じ女性なんだけど、より洗練された姿になっているの」
と、ミアの服装の変化について語っています。
登場人物の成長を衣装でも表現しているんですね。
Photo: Dale Robinette/Summit Entertainment
一方、セバスチャンの衣装についてゾフレスは、
「少し風変わりな服で上品さを強調し、成熟した特別な人物に見せるために、ほとんどがオーダーメイドで、伝統を感じさせる細身のシルエットの服を着せた」
と解説しています。セバスチャン役のライアン・ゴズリングは、オープニング・シーンの濃い茶色のスーツからロイヤルブルーのスポーツコート、そしてバンドのツアーでの全身黒の衣装のほか、40年代に人気があった黒白のツートンカラーの靴を粋に履きこなしています。
以下は、劇中に登場する素敵な衣装のハイライト。
Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in 'La La Land. Photo: Dale Robinette/Summit Entertainment
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Photo: 映画ナタリー
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劇中にも何度か登場する主人公のセバスチャンの愛車は、1980年代のビュイック・リヴィエラ・コンバーチブルという車種です。
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クラシックカーは「シャネル(CHANEL)」2016-17年クルーズコレクションでも用いられるなど今シーズン人気のモチーフでもあり、まさに注目急上昇中。
キューバでのショーの様子はこちら!
クラシックカー同様、作中に登場するカフェやジャズバーの店頭を彩るネオンサインにも注目しましょう。
昨年末に行われた「コーチ(COACH)」のショーではクラシックカーとともに、「MOTEL」や「DRIVE IN」と書かれたネオンサインがノスタルジックな雰囲気を演出する舞台道具として使用されたりと、今年のトレンドモチーフが散りばめられています。
photo: COACH公式
photo: COACH公式
photo: COACH公式
詳細はこちら
④主演のライアン=ゴズリング
今作「ラ・ラ・ランド」、アカデミー賞では惜しくも主演男優賞を逃したライアン=ゴスリングですが、ハリウッドでは確固たる地位を築いています。
プロフィール
photo: DEWS
本名 Ryan Thomas Gosling
キャリア
・子役時代
『ミッキー・マウス・クラブ』の公開オーディションに参加し、17000人の応募者の中からレギュラー獲得。1993年から2年間『ミッキー・マウス・クラブ』に出演(同期にはジャスティン・ティンバーレイク、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ、ケリー・ラッセル等がいる)。
子役時代のダンス映像はこちら!
・映画初主演
『The Believer』
・主な出演作
タイタンズを忘れない “Remember the Titans” (2000)
完全犯罪クラブ “Murder by Numbers” (2002)
きみに読む物語 “The Notebook” (2004)
ラースと、その彼女 “Lars and the Real Girl” (2007)
ブルーバレンタイン “Blue Valentine” (2010)
ラブ・アゲイン “Crazy, Stupid, Love,” (2011)
ドライヴ “Drive” (2011)
スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ “The Ides Of March” (2011)
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 “The Place Beyond the Pines” (2012)
マネー・ショート 華麗なる大逆転 “The Big Short” (2015)
ラ・ラ・ランド “La La Land” (2016)
ざっと振り返っただけでもこれだけ出演しています。
しかも2017年にはなんとあのSF映画の金字塔「ブレードランナー(1982)」の続編となる、「ブレードランナー 2049 “Blade Runner 2049”」への出演が決定しています。
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魅力その1 ~音楽性~
今作、「ラ・ラ・ランド」でも古き良きジャズを愛するジャズ・ピアニストを見事演じて見せたライアン=ゴズリングですが、今作のみならず「音楽」は彼のキャラクターを際立たせています。
こちらは「ブルー・バレンタイン」でのウクレレの弾き語りを披露したシーン。
また、先述したように子役時代にジャスティン・ティンバーレイク、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラらと共演した『ミッキー・マウス・クラブ』でもその歌唱力は注目されていました。
また、2007年からは”Dead Man's Bones”というバンドを立ち上げて活動を行なっています。
魅力その2 ~お茶目さ~
こちらの記事からどうぞ
魅力その3 ~ファッション~
ライアン=ゴズリングの魅力は演技、甘いマスクは言わずもがなですが、ファッションアイコンとしても人気が高いです。
服装や髪型(ヘアスタイル)も含め、そのセンスの良さから、”safari”をはじめとする各種雑誌でも度々取り上げられています。
こちらの記事でも紹介しました。
photo: NAVERまとめ
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いかがでしたでしょうか?
長文になってしまいましたが、この映画ラ・ラ・ランドには男性としても勉強すべき点が多々あります。
ライアン・ゴズリングのような良い男を目指していきましょう!
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